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ダイビング情報
2023年12月28日
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沖縄の季節別ダイビング情報 - いつ潜るのがベスト?

沖縄でのダイビングに最適な時期は?季節ごとの海況、見られる生物、おすすめポイントを詳しくご紹介します。

田中 海斗

PADI Course Director、沖縄ダイビング歴20年のベテランインストラクター

沖縄の季節別ダイビング情報 - いつ潜るのがベスト?

沖縄ダイビングの季節情報

沖縄は年間を通してダイビングを楽しむことができますが、季節によって海況や見られる生物が大きく変わります。それぞれの季節の特徴を理解して、最適な時期を選びましょう。

春(3月〜5月)

海況
- 水温: 22-25℃
- 透明度: 20-30m
- 波高: 比較的穏やか
- 風向: 南風が多い

見どころ
- ウミガメの産卵シーズン開始
- サンゴの産卵(4-5月)
- 回遊魚の群れ
- マンタの出現率上昇

おすすめポイント
- 慶良間諸島
- 万座毛
- 真栄田岬

服装・器材
- 5mmウェットスーツ
- フードベスト推奨

夏(6月〜8月)

海況
- 水温: 26-29℃
- 透明度: 25-40m
- 波高: 台風時を除き穏やか
- 風向: 南風

見どころ
- 最高の透明度
- 豊富な熱帯魚
- ウミガメとの高い遭遇率
- 夜光虫(7-8月)

おすすめポイント
- 青の洞窟
- 慶良間諸島
- 石垣島・宮古島

服装・器材
- 3mmウェットスーツ
- ラッシュガード

注意点
- 台風シーズン(7-9月)
- 紫外線対策必須
- 予約は早めに

秋(9月〜11月)

海況
- 水温: 24-27℃
- 透明度: 30-50m
- 波高: 10月以降安定
- 風向: 北風に変わる

見どころ
- 年間最高の透明度
- 回遊魚の大群
- マンタの当たり年
- 水中の視界が最高

おすすめポイント
- 慶良間諸島
- 石垣島川平湾
- 宮古島下地島

服装・器材
- 5mmウェットスーツ
- 10月以降はフードベスト

冬(12月〜2月)

海況
- 水温: 20-23℃
- 透明度: 25-35m
- 波高: 北風により時々荒れる
- 風向: 北風

見どころ
- ザトウクジラのホエールウォッチング
- 透明度の高い海
- 人が少なく静かな海
- 冬限定の生物

おすすめポイント
- 慶良間諸島(ホエールウォッチング)
- 本島南部のポイント
- 宮古島・石垣島

服装・器材
- 5mmウェットスーツ+フードベスト
- ドライスーツ推奨
- 防寒対策必須

月別詳細情報

1月
- 水温: 20-21℃
- 特徴: ホエールウォッチングシーズン開始
- 服装: ドライスーツ推奨

2月
- 水温: 20-21℃
- 特徴: ザトウクジラのピークシーズン
- 服装: ドライスーツ推奨

3月
- 水温: 21-22℃
- 特徴: 海況安定、春の訪れ
- 服装: 5mmウェット+フード

4月
- 水温: 23-24℃
- 特徴: サンゴの産卵準備
- 服装: 5mmウェット

5月
- 水温: 24-25℃
- 特徴: ベストシーズン開始
- 服装: 5mmウェット

6月
- 水温: 26-27℃
- 特徴: 梅雨明け、透明度上昇
- 服装: 3-5mmウェット

7月
- 水温: 28-29℃
- 特徴: 夏本番、台風注意
- 服装: 3mmウェット

8月
- 水温: 28-29℃
- 特徴: 最高水温、夜光虫
- 服装: 3mmウェット

9月
- 水温: 27-28℃
- 特徴: 台風多い、透明度回復
- 服装: 3-5mmウェット

10月
- 水温: 25-26℃
- 特徴: ベストシーズン、透明度最高
- 服装: 5mmウェット

11月
- 水温: 23-24℃
- 特徴: 北風開始、回遊魚
- 服装: 5mmウェット+フード

12月
- 水温: 21-22℃
- 特徴: ホエールウォッチング準備
- 服装: 5mmウェット+フード

まとめ

沖縄でのダイビングは年間を通して楽しめますが、目的に応じて最適な時期を選ぶことが重要です:

- 透明度重視: 10-11月
- 水温重視: 7-9月
- 生物観察: 4-6月、10-11月
- ホエールウォッチング: 1-3月
- 初心者: 4-6月、10-11月

どの季節にも異なる魅力があるので、ぜひ複数回訪れて沖縄の海の素晴らしさを体験してください!

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著者について

田中 海斗

PADI Course Director、沖縄ダイビング歴20年のベテランインストラクター